腸内細菌に関心のある人ならこの本は必読本といえるでしょう。
抗生物質や帝王切開が腸内細菌に多大な影響を与えることが様々な実験や研究で明らかに。
また、子どもたちの食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、喘息が蔓延しているのは抗生物質による腸内フローラの撹乱が原因になっていると、つきつめて書かれています。
とても他人ごととは思えない内容でした。
腸内の貴重な菌がどんどん少なく、種類が減っていってしまっている現代人。
ある種の病気を患う患者は、腸内細菌の種類が少ないことがわかってます。
やたら抗生物質を使ってはいけない。やたら帝王切開でこどもを産むべきではない、やたらピロリ菌を除去しないほうがいい、
その理由が驚くほどわかります。
ペルーだったか、どこかの国の山奥深くに暮らす医療も受けたことない、薬も飲んだことがない原住民の腸内フローラを調べてみたら、これまで見たこともないような菌が種類がいっぱいで驚くほどであったことも書かれてます。
将来この人たちの腸内細菌の移植を待ち望む人がいっぱいでてくるだろうなー。
アメリカでは健康な人の便を採取して、病人への便移植はすでに通常の医療になっているんだよね、
日本でも慶応とか、3つくらい大学病院中心に便移植はすすんでいるけどまだまだ研究段階ですね、親族に限られたり手続きがちょっと面倒だし、大変だよね。
私もバランスの整った腸内細菌叢を手に入れたいなあー
腸内細菌移植がもうすぐ手軽にできるようになりますように。