セイタイ注腸 ペンタサ注腸 (潰瘍性大腸炎 セイタイ 青黛のおかげで生きてます )

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毎日普通便1回、血が少しついているという症状が1年ほど続いてましたが、再妊娠してから緩やかに悪化。ガスが増え、粘液が増え、少し力んだだけで血の水(薄い血)がでてしまうようになりました。妊娠初期はなにも飲まず耐えてましたが、妊娠12週を過ぎてからセイタイを少し飲んでみました。しかしあまり改善しなかったので、直腸付近の炎症に効果的な注腸に切り替えて見ることにしました。ペンタサ注腸もやったことがない私ですけど・・・・(笑)セイタイ注腸は中国でも潰瘍性大腸炎の治療法にあるようですね。効果はけっこうあるみたいで期待マンマン。

潰瘍性大腸炎 セイタイ注腸

ペンタサ注腸

ペンタサでも口から飲むよりもペンタサ注腸のほうがより体に吸収されにくく、直腸やS字結腸あたりには届きやすく、副作用などの影響は少ないと思うのでセイタイもきっとそうだと思います。広島漢方やセイタイをしばらく飲むと肝機能が悪化するケースがあるようなので定期的に血液検査でチェックしたほうがいいのですが、注腸だったらセイタイ達が粘膜に張り付いてあとは排便のときにでてくるだけなので肝臓の負担もあまりないんじゃないかと、想像しております。
●腸にダイレクトにすばやく届く、
● 肝臓の負担になりにくい、
と自分の思い込みですが、利点が多いような気がします。少し手間ですがね・・・

セイタイ注腸をしている人のブログを参考にすると、ペンタサ注腸の容器を利用するか、自作するかになります。

セイタイ注腸セイタイ注腸

↑ペンタサ注腸

自作・・・これは肛門というデリケートな部分に挿入するのでちょっと避けたい・・硬いもので粘膜を傷つけたらやだし。
わたしペンタサ注腸もやったことなかったので、注腸容器をもってませんでした。どうにか手に入れたいと思ってちょうどこのとき海外にいたので海外の病院に行ってみることにしました。ドクターには簡単に説明し、

「妊娠で少し悪化したので注腸を試してみたい」と。
「今薬は何を飲んでるの?」と聞かれて
「indigo インディゴ」と言うと ドクターはしばらく止まってました。理解に苦しんでいるようでした。(笑)
indigoは藍、藍染めとか。Chinese drug、 natural drugとかでなんとなくわかってもらえたかな。
「ステロイドの注腸とアミノサリチルの注腸どっちがいい?」と言うので どうせ中身は捨ててしまうのでどっちでもよかったのですが
「アミノサリチルでお願いします」 と。

ドクターに聞くとこの国では潰瘍性大腸炎は少ないようでしたが西洋料理を食べる人の間には患者はいると言ってました。けっこう皆肉食べる国なのになー。注腸は2週間分14本処方してもらいましたが、薬受け取り場所でなんと注腸のストックが1週間分しかないと言われてしまい7本しかゲットできませんでした。やはり患者が少ないのか~

日本製のペンタサ注腸の容器を想像していたのですが、国がかわれば形も変わるんですね、スポイトのような形でした・・・
再利用できるかな?・・開けてみるまではちょっと心配。
ちなみにこの国では製造していないのか輸入品 ドイツ製の注腸でした。サロファルクは日本では味の素が販売権を獲得したとか記事で見ましたが。

サロファルク 2g (Salofalk)  5-ASA剤

サロファルク 2g (Salofalk)  5-ASA剤

サロファルク:5-ASAを有効成分とする製剤はドイツおよび他の欧州各国では潰瘍性大腸炎の活動期の治療および緩解維持に使用されている模様。本製品は、遠位を含めた大腸全体において5―ASAを放出するように設計されている

enema エネマは注腸という意味。

セイタイ注腸に挑む

見よう見まねでセイタイ注腸に挑んで見ることになりました。ペンタサ注腸の容器でセイタイ注腸を実践している人はいたけど、このドイツ製の容器ではたしてセイタイ注腸ができるのか!?

日本のペンタサ注腸は1gお薬が入ってるようですが、これはメサラジンが2gと書いています。

セイタイが入らない構造だったらら自作するっきゃない・・と考えながらやってみることに。
アミノサリチルの中身を捨てて(あーもったいない)、よく洗って、上下連結部分は強い力で曲げるとパカっとはずすことができました。おおー

乾かして、左の細長い筒のところにセイタイ、右の容器に水を入れます。

細長い筒のところに漏斗(じょうご)を作ってセイタイを入れます。竹串で押しながら、なんとか入れます。
左の部品、スパイラル上の部品が下についていて、セイタイを入れても漏れること無くとどまっていてくれました。それでもって水が通ることができる仕組み。 おおすごい!セイタイ注腸に好都合の構造?

セイタイと水をそれぞれ入れ終わったらセイタイが噴き出さないように指で筒を押さえながら再び連結させます。(ちょっとした空気圧などで上からでてしまうので)かなり強い力で押します。

いざ注腸!セイタイ注腸のやり方!

注腸容器を力一杯押して注入しようとしましたが、なんと全然水がはいっていかない。どう押しても叩いてみたり体の向きを変えたり、力いっぱいやっても全くだめ。とりあえずお尻からだして確認してみると、セイタイが細い筒の中で少しの水と反応して固まっていました・・・・・ガーン。
床に打ち付けると液はでてくる、だけどまたお尻に入れて押してみても進んで行かない・・・の繰り返しで大苦戦でした。でも、
「 これしか私にはないのだ!」と腹をくくって 1,2週間は悪戦苦闘しましたが試行錯誤を重ねてなんとか2,3回のトライでセイタイ注腸できるようになりました。竹串のようなもので詰まった部分をぐさぐさ刺し、水の通り道を確保してあげるといいです。
注入した後はペンタサ注腸と同じように姿勢を1分ずつ変えて注腸液を腸内奥までいき渡せるように努力。

★はじめから水とセイタイを混ぜる方法もやってみましたが、セイタイは水に溶けないので容器の中にセイタイがけっこう残ってしまっていたのでやっぱり別々のところにセットして噴射させたほうがいいと思います。
★お尻にはワセリン、オリーブ油などの潤滑油を塗ってから行うと痛みが軽減します。

セイタイ注腸の効果は?

自分の場合ですと、効果はあったと思います。口から飲んでもいまいち改善しなかったのですが、セイタイ注腸して粘液が減りました。ガスも減りました。残念ながら血は便についてますが、悪化する妊娠中の体である身を思えば、ましな状態を維持できていたと思います。そして 毎朝お通じがあったのですが、翌朝でないで夜にやっとでるとか、2日に1回とか便秘気味な感覚。制限の多い妊娠中でちょっとでも悪化を防げることができたのは私にとっておおいに有効な手段でした。しかしこのドイツ製の注腸容器は短く、手で持って押す動作が少し不便なので、こんどペンタサ注腸の容器をゲットしてやってみたいと思います。延長カテーテルとかもあるようなので楽ちんになるかなー?

サロファルク注腸の効果は?

セイタイ注腸に続いてペンタサ坐薬を使用した時にサロファルク注腸もやってみました。効果はセイタイ注腸と同じくらいだと思います。妊娠中、わずかな出血のみか、あまり血をみなくなりました。