トップネイリストになるには
ネイルスクールを卒業し、検定を取得し、ひとととりネイル施術もこなせるようになってようやくスタートラインといえるネイリスト。
ネイル情報誌に掲載されているようなうっとりするようなプロの技を身につけるまではさらなる修行が必要です。 一流の技術、デザイン、センスを備えるネイリストになるにはどのようにしたらいいのでしょうか? 管理人のおすすめは3つ。
①サロンで働き経験を積もう
→ネイルサロンで働くと一日に何人もお客様の施術をこなし、技術もスピードも接客も鍛えられます。先輩や同僚と技を磨きあうことができ一石二鳥です。 上手な先輩を見つけ積極的に技術習得に励んでください。
②苦手分野を克服しよう
→ひととおりネイルのサロンワークがわかると苦手な分野が必ずといっていいほどでてきます。ケアが苦手、アートが苦手、エンボスが苦手、アクリルが苦手、 マシンが苦手etc… トップネイリストならどの分野も一定レベル以上をもっています。集中講座やセミナーなどにでて、いろんな先生に師事すると 克服できるヒントがいっぱいです。先生によってもやり方も違うのでしっくりこない場合は多くの講座にでてみましょう。
③トップネイリストに師事しよう。
一流ネイリストに弟子入り! これはトップネイリストへの近道かもしれません。間近で技を見れて学べて質問もできて自分のやり方のだめなところを指摘してもらえるのです。 自分が師事したい先生を探すには、ネイル雑誌を見たり、プロショップ開催のセミナーに参加したり、先生のホームページ、ブログなどを見てみるとよいと思います。 トップネイリストともなるとネイル用品をプロデュースしていたり、DVD販売、セミナーの開催、スクール開講されていらっしゃいます。
そして自己練習につきます。トップネイリスト、一流ネイリストといえる先生方は誰もみていないところで研鑽する努力をし続けているのです。
トップになるということはどういうことか?
→人の10倍やることです。
コンペティションへの出場参加
上を目指している方の中には積極的にコンペティションに出場されている方が多いようです。
ネイルスクールの講師の方など検定1級をもっている方が挑戦されてます。
コンペティションに出場し上位入賞すると賞金、賞状やトロフィーを授与されネイル雑誌に掲載されたりします。ネイルケア、フレンチスカルプチュア、デザインスカルプチュア、 ジェル・デザインイクステンション、 メンズネイルケア、 フラットアート 、エアブラシ アートネイルチップ等さまざまな種目があります。 自分の得意とする部門にでてみるのがいいでしょう。
入賞は今までの努力の賜物。感極まり涙があふれとまらない・・・という光景をよく目にしますね。
コンペでの入賞の意味・・それはなんといっても自分の技術が一流の技術だと 認められることです。自信がつき誇りをもてる。最高の技術を備えているという証拠。
トップを目指している方は合間をみつけてコンペへ出場してみましょう。 ネイリスト選手権は例年日本ネイリスト協会が主催してます。
認定講師になるには
ネイル業界には認定講師制度というものが多く存在してます
中でも有名なものはJNA認定講師と、各ジェルメーカーの認定講師です。
JNA認定講師
JNA認定講師はJNA(日本ネイリスト協会)が毎年実施する試験に合格すると与えられる資格です。 JNA講師会のメンバーとして広い志を持ち、イベント実行委員・検定試験の試験官・コンテストの審査員・各セミナーを担当してネイルの普及と発展に努めます。
受験資格はJNAネイリスト技能検定1級に合格して1年以上経過している、プロネイリストとして実務経験を有する、JNAの個人正会員、二十歳以上という条件があり 協会発展の為に尽力することが前提です。
試験内容はネイルケア、カラーリング、イクステンション(スカルプチュア、チップオーバーレイ、チップラップ)と、今までの検定内容の 総合的な内容となっており、1級所持者ならすべてできて当たり前の内容となっています。
認定講師資格はネイルスクールやネイルサロンへの転職の際にも大いに役立ちます。ネイリストとしてステップアップしていく方には 取得しておきたい資格です。
ジェルメーカーのエデュケーター(認定講師)制度
ジェルメーカーのエデュケーター制度とは正しい技術と知識の向上に努め、教育者のための講習及び試験に合格したネイリストに発行されるエデュケーター資格です。
認定されるとそのジェルメーカーのトップレベルネイリストとして必要な技術及び知識をもっていると証明されます。
代表的なものとしてバイオスカルプチュアジェルエデュケーター制度、カルジェルエデュケーター制度、アクセンツエデュケーター制度、 クリストリオエデュケーター制度等ジェルメーカーの数だけ存在します。
認定エデュケーターになるとジェルメーカー主催のセミナー、講座等の講師としての活動ができたり、さらに活動の幅が広がります。 トップネイリストを目指す場合は2~3つほどのエデュケーター資格は取得してもよいでしょう。
スクールを開く
トップネイリストとして名実ともに熟したら自分のネイルスクールを開くことも可能です。
ネイルサロンの傍らで開講している方も多くいますね。自分次第で大きな可能性が。ネイリストは自分らしさを追及し、自分の個性をかたちにし、夢を叶えてくれる職業かもしれません。
スクールを開くには検定1級所持、認定講師資格、エデュケーター資格、コンペティション入賞経歴などがあると信用が増し生徒も安心できるでしょう。
ネイルボランティアに参加する
ネイリストとして働くこと以外にも活躍の場があります。老人福祉施設などでのネイルボランティア活動が各地で行われています。
毎回楽しみにネイルをしてもらうのを待っているお年寄りたち。お年寄りとの交流でいろいろと学ばせてもらうことがあります。
管理人も参加させていただいたことがありますがにこにこと嬉しそうな表情が忘れられません。年をとってもいくつにいなっても綺麗になると女性は嬉しいものです。
注意することとしては爪きりが禁止される場合などがあることです。衛生を保つためファイルなどは使い捨てを心がけます。またお年寄りによっては腕を定位置にだせなかったり、途中で眠ってしまったり等ありますからすべて手順どおりすることよりも臨機応変に対応することが求められます。
何回も通うことで顔を覚えてもらえ親近感が増してきます。
お客様の手を施術をすることに慣れていないスクール生などにとっては、お年寄りの手を借りてポリッシュの練習させていただけてありがたいことです。
またネイリスト同士の交流にもなり情報交換等できますので積極的にいろんな活動に参加してみてください。