乳児湿疹との闘い ステロイドが処方された これはアトピーなのか?

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乳児湿疹
乳児湿疹の経過

生後1ヶ月くらいから鼻の頭に小さい白いポツポツがでる
その後まゆ、額に黄色いカサブタのようなものがびっしりと覆っていく。皮脂の分泌が盛ん。
頭皮もカサブタのようなものがたくさんできる。顔は赤っぽく乾燥してお肌はよくない状態。
いわゆる乳児脂漏性湿疹の症状だったので石けんの泡で洗う程度

生後2ヶ月
顔はいったんよくなり赤みもあまり気にならなくなる。
一方首周り、腕や膝の裏、足首といった皮膚の重なるところが赤くなりこすれて一部は黄色い体液がにじむ。
いわゆるジクジクした状態。
2ヶ月検診のときに先生に「皮膚が弱い子かもしれませんね」と言われついでに湿疹用の塗り薬を処方される。

「これは赤いところに、これは湿疹部分に、これはカサカサしているところに」
と3種類の薬を塗るように言われる。
赤いところに塗る薬の説明をした時だけ「これがステロイド剤です」
先生が強調したので少し気になっていた。後で調べるきっかけになったのです。
ステロイド・・ステロイド・・・
この時は深く考えず言われたようにその日から早速塗り始めていきました。
薬の塗り方や塗る期間、注意事項などは説明されませんでした。
もらった3種類の薬

上から ロコイド軟膏0.1% アンダーム軟膏0.5% ヒルドイドソフト軟膏0.3%

お風呂あがりに薬をべたべた。
すると!

ロコイドを塗ると赤いところは翌日赤みがひいていました。
ジクジクしていたところも劇的に状態がよくなっていました。

その薬の効果に驚き、これで快方に向かうだろうと私もだんなはんも単純に考えてました。

がしかし事態はそう簡単にはいかず、世間の我が子の湿疹で悩む親のように
ドツボにはまっていったのです。。。
(ちょっとおおげさ!!)

出産した病院の小児科で3種類の塗り薬をもらってからお風呂あがりにこまめに塗り始めた。
ロコイド軟膏(ステロイド)を塗ると翌日には腕、膝裏、首などジュクジュクした

赤みを帯びた部分が改善した。

しかし塗らないと赤みはまた戻った。

塗ったり塗らなかったり塗ったり塗らなかったり・・・

果たして治るのか?
1ヶ月くらい過ぎた頃そういえば小児科の先生がロコイド軟膏の説明をしたとき

「これはステロイドです」と強調したのが気になっていたので

調べてみることにした。

するととんでもないことが分かった。

ステロイドという言葉には「副作用」「依存症」「脱ステロイド」という怖いキーワードがいっぱいついてきたのだ。
処方された薬は世間をこんなに騒がしていた薬だった。

結局肌の状態は良くなっているとは思えず近所の小児科に行ってみることにした
そこで処方されたのは低濃度のステロイドとヤケド用の薬の混合のクリームだった。

「薬で治そうと思わないでね」と言われた。アトピーの可能性があるからだろう。

薬について注意事項も何の説明もなかったので

「これは2ヶ月も3ヶ月も塗っていいのですか?」

と聞くと「いいですよ」とその医師はうなずいた

うそつけ~!!  と心の中で思った。

そのころのK君の顔は赤みがまだらにでていて見た目も結構ひどかったので思わず薬を塗ってしまった。
うすーくうすーく伸ばして顔に塗った。

翌日顔が劇的に肌が白くなった。こんなに顔白かったんだーと驚いたほど。

塗ってれば顔は白く綺麗だし本人も痒くなさそうだから

自分も気持ちがすっきりする 掻いている姿を見ているととても辛い。

しかしやはり同じだった。

塗らないとまた赤みも痒みもでてきた。

もっと詳しく調べるべく本をたくさん読みアトピー(湿疹)治療に
対するステロイドの処方について何通りかの考え方があることが分かった。

その1 炎症・痒みなどの症状を抑える即効性がある為
積極的に使ったほうがよい
その2 長期間使うと副作用があるので症状が激しいときだけ使い症状が軽減したら
非ステロイド剤の薬に変え、さらに保湿剤などで対応していく
その3 ステロイドからの離脱をすすめる(ごく少数)

それで顔は副作用がでやすいということがわかったのですぐにやめた
皮膚が薄くなって血管が見えるようになってしまうようだ。
結構塗ってしまったのを後悔。もっと早く調べればよかった。
こうして1ヵ月半でステロイドをやめる決意をした。

とりあえず非ステロイド剤、保湿剤でやっていくことにした。

もっと長く塗り続けていたらと思うとぞっとする。

しかし即効性のあるステロイドを使わないということは飛車を失った王様のよう 持ち駒もなく、心細い。
すぐに赤みと痒みがぶり返すのは想像できた。
しばらくして保湿剤としてもらったヒルドイドソフトもずっと塗り続けていいのかと
疑わずにはいられなくなった。

結局非ステロイド軟膏も保湿剤もそのうちやめることになった。

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