引越しを決意してからはあっという間にことが運びました。
人間決意するまでが長いんですよ。
(南京虫、トコジラミ、ベッドバグのせいで引越しに追い込まれたお話です。)
バッグやダンボールの荷物の中に南京虫が入ってしまうので、袋詰の生活。
だって巣はひとつじゃないし、どこからでてくるのかわからない。
しかも巣にもどるだけの能力はないんです、奴ら。
うろうろして、隠れられそうな場所があったらそこで一休み。
ソファとか、ベッドとか、吸血した後すぐ近くに巣があるところは戻る奴もいます。
なるべく床にものを置かない・・・・壁にもつけたくない・・・・
この虫、本当に恐ろしいです。
ゴ○○リとか、アリとか、南京虫にくらべたら屁じゃありません。ずっとまし。かわいく思えるほど。
南京虫は夜に巣からでてきて、寝ている人間のところまでモゾモゾ近づいて、ベッドやマットレスをよじのぼり、人間の腕や脚から血を吸うのです。
じっとしていて夜になったら血を求めて動き出す。
寝ているところの半径2m~5mくらいに潜伏していると思います。
蚊と同じく二酸化炭素をキャッチします。寝ている時に襲う、それが彼らの強みですね。
そして成虫になった南京虫は毎日卵を産み、あっというまに大繁殖!!
ひっくり返っている奴。死んでます。
これは抜け殻。成虫になるまで何回か脱皮をする奴ら。
胴体が細長いのですが細長くなってくるとおなかに卵を蓄えてる。
ここまで成長させる前までに駆除必須。
成虫でなければ卵は産まないわけで、増えない。
駆除業者のお兄さん。
オーストラリアなどでは高熱水蒸気などでも駆除しますが、今回来たマレーシアの駆除業者さんは薬散布だけ。
旦那さんは甘いと言ってました。駆除の薬にもいろいろ種類があるみたいで、○○系、○○系とか
南京虫が耐性を持ってしまったら薬を変えたりもしないといけないようです。
奴らは高熱に弱いので、乾燥機の中で熱くしてやれば死ぬようです。70度以上20分間とか?
マレーシアのスーパーで販売している7ベッドバグ用の駆除剤
引越しを決意して10日後には別のコンドに引越し完了になりました。
しかし!
南京虫が私のバッグや日本から届いたダンボールの中に入っていくのを見ました。
このまま新しい住居に持ち込んだら新居も汚染される。そしてまた大繁殖!
1匹が命取りになるかもしれないのです。
荷物に入っていく南京虫を3匹くらい見たので、洋服はすべて乾燥機にかけてから移動。
おもちゃやノートなども目視確認必須。
絶対絶対もちこみたくないーーーーーーーー(TOT)泣
ちょっとずつちょっとずつ荷物を移動させ、ランドリールームに通う日々。
はー わたし何やってるんだろう。( ̄_ ̄ i)
なにもかもあの虫のせい!
たかが虫なのに! 憎い! 憎い!
はーーーーーー
新居ではしばらくトラップをつくり、南京虫をおびき出す作戦を実行。
誰が考えたんだか、頭いい!イーストとゼリー(イーストのえさ)で二酸化炭素を発生させて奴らをおびき出す!
ドライアイスも二酸化炭素を発生させますがまず手にはいらない上、短時間しか使えない、実用的ではありません。
このイーストとゼリーなら、少しずつ二酸化炭素がでて長時間有効ですし、こどもが触っても危なくないし安心です。
幸い新居ではこのワナにはいった虫は一匹もいませんでしたが。
あっちの家でやったらわんさか捕れていたでしょう・・・・ゾッ
このトラップの作り方はこちらのページです。トコジラミ駆除用 捕獲システム
●イーストはサンウェイのAEONにありました。
●ゼラチンがみつからなかったので、オレンジゼリーの素を使いました。
●つるつるの容器は丸型のタッパーを用いました。
けっこう捕れるみたいです。
契約したばかりの住居をたった10日で解約し、新居の契約費用も新たに発生し、引越し費用も取られ、まさに最悪のスタートになったわけですが、
あいつらとバイバイできて本当に幸せ。”(-“”-)”
皆さん、くれぐれも、マレーシアのあのコンドミニアム、Dブロックの17階の6号室の部屋に住んではいけません。
どこのコンドとはいいませんが、契約時には糞のシミがないか絶対確認して下さい。
ペンキ塗り直したら見えなくなっちゃうけどね・・・。
この部屋の前の住人(韓国人)のカップルは南京虫と共存していたらしいですが・・・
契約日前にこの韓国人からプラスチックの収納ケースを譲ってもらっていたのですが、その時に南京虫のこと教えてくれればいいのにさ!
教えてくれなかったの。
あとでもう一度電話する機会があって南京虫のこと聞いたら「ああ、虫ね」みたいな感じで。(*_*;
糞のシミはくまなく探せば絶対見つかるはず。壁が白いからわかりやすい。
これが日本家屋だったら超大変ですよ、畳とか入っちゃったらほんと探せないから。
マレーシアで南京虫に遭遇ならまだましかも?
日本だと・・・
畳の下、木の隙間や中、壁、天井、隙間や穴から入って中に巣をつくり大繁殖していると思われます。
駆除剤はこのように隙間からスプレー注入します。
ダニ用のキンチョールや、バルサンなどは奴らに効くかどうかは疑問です。
なんせ、血を吸わなくても実験では1年くらい生き延びた南京虫、トコジラミがいたようですから
ものすごい生命力です。恐ろし・・・ 駆除には南京虫に効く駆除剤と用いるのがいいと思います。
しかし、駆除しきれない場合は専門業者に頼むのがいいと思いますよ、
一日も早くあの苦しみから逃れたいですよね、
熟睡したいですよね、 わかりますわかります、その気持。Y(>_<、)Y
私も子供が刺されないか夜中電気をつけて見張ってたから不眠症になりました。
ノイローゼになりかけてました。あの10日間・・・・
~奴らに打ち勝つために~
まず、南京虫・トコジラミに詳しくなることです。相手のことをよく知ること。習性、性質など。
・孵化から成虫まで約2-7週間かかるが、これは吸血原の有無や温度などに大きく依存する。
・飢餓に強く、実験室内での実験ではあるが18ヶ月間も無吸血で生存したという記録がある
・さなぎの時期がなく,幼虫が脱皮をくりかえして成長し,そのまま成虫となる不完全変態である。
・普段は明かりを嫌い、壁の割れ目など隙間に潜んでいる
・住居では、畳の隙間やコンセントの隙間、壁の隙間、ベッドの裏、絨毯の裏、
読まないで長期間放置している見開き雑誌などに隠れていることが多いので重点的に点検する。
・ベッドの縁や壁の隙間などに半透明楕円形の卵を産むが、卵を全て発見し除去しないと再発生を繰り返す。
・荷物または輸送される家具などに取り付くことでその分布を拡大する
こんなこと詳しくなりたくないけど、奴らと戦うにはこっちが賢くないと・・・。
しかし私は戦うのをやめてさっさと引越ししました。だってもう大繁殖していた後だったから。
駆除しきれるかわからない状態だったから。
持ち家でもないし、借りたばっかのコンドミニアムで愛着もないし、
小さい子供もいるし、薬まいてばっかの部屋で生活したくないし、糞の黒い染みがある部屋は気持ちわるいし
そういうわけです。
持ち家だったら・・・駆除頑張るしかないと思います。最悪建て替えるか。いや、南京虫と共存も選択肢?
借家で南京虫が出始めたばっかだったら、駆除か引越し。自分の家じゃないのは救いですね。
たかが虫、されど南京虫。
寝ているときに彼らはやってきます。気がつくと腕の上にいる!目に見えないくらいの透明な幼虫からぎょっとする5mmくらいのものまで。
成虫になるとお腹に卵があるので細長くなり卵をどんどん生むのでやっかいです。
夜眠れなくなり、まじでノイローゼになります。
引っ越して本当によかったと思っています。
この南京虫の記事アクセス数が多いのですが、苦しんでいる方が相当多いんだなと思います。
日本の皆さん、どうか賢く戦って不眠症など体を壊さないようにしてくださいね。
日本家屋の南京虫・トコジラミ駆除には・・・粉末剤とスプレーで撃退!!!
ノミ、ダニ、トコジラミ駆除用粉末殺虫剤 スミスリン粉剤 SES 350g